丸紅、バイオリファイナリー事業強化 フィンランド企業と協業へ

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丸紅(東京都千代田区)は1月26日、フィンランドの企業でセルロースイノベーションやバイオ製品開発を手がけるNordic Bioproducts Group(NBG)と、木質バイオマスの高度利活用に向けて協業を開始すると発表した。

セルロース誘導体製造に関する特許技術を持つNBG社

NBG社は成分分解方法のひとつで、物質が水と化学反応し分解する「リグノセルロース原料の加水分解法」において、「AaltoCellTM」という特許技術を持つ。同技術を活用することで、医薬品や食品の製造に不可欠な高品質セルロース誘導体を製造できる。

また、同技術はセルロースを含むさまざまな原料に対応でき、大量生産や生産コストの削減が可能になる。製造工程で発生する残渣はバイオ燃料として活用できるという。CO2削減効果は、既存製法と比べて約80%という第三者機関の評価を受けている。さらに、これまで化石燃料や化学薬品で生産されていた樹脂や繊維を、木質バイオマスから製造することも可能だ。

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