大気中のCO2を回収する「DAC技術」実用化へ加速 九大、企業に出資

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(出所:九州大学)
(出所:九州大学)

九州大学は11月24日、双日(東京都千代田区)が主体となって設立した新会社Carbon Xtract(同)に出資し、事業に参画すると発表した。同大学が開発中の分離膜を用いて大気からCO2を直接回収する技術「Direct Air Capture(DAC)」の早期実用化を目指す。

知財化支援も実施、実用化を加速

九大が開発中のDACは、ナノ分離膜を用いたDAC技術で、通称「m-DAC(R)」と呼ばれる。空気を膜でろ過するだけでCO2を回収・濃縮する世界初の技術であり、装置化が実現すれば、さまざまな場所でのCO2回収が可能になるという。

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