【チリ】風力発電由来の合成燃料製造工場が稼働 ポルシェら参画

  • 印刷
  • 共有
チリ最南端のプンタ・アレナスに建設されたハルオニ工場(出所:ポルシェAG)
チリ最南端のプンタ・アレナスに建設されたハルオニ工場(出所:ポルシェAG)

独自動車メーカーのポルシェAGは12月20日、チリ国営エネルギー会社アンデス・マイニング・アンド・エナジーの子会社ハイリー・イノベーティブ・フューエルズ(HIF)らと風力発電由来の合成燃料の生産を開始したと発表した。ガソリン車にこの合成燃料を使うことで、ほぼカーボンニュートラルな走行が可能になるという。

チリ最南端のプンタ・アレナスに建設されたハルオニ工場は、風力エネルギーを使って水とCO2から合成燃料を製造する。初期段階では年間13万リットルの合成燃料を生産し、その燃料はスポーツカーレースや同社の体験施設などに使用される。その後は生産を拡大し、2020年代半ばには年間5500万リットル、その約2年後には5億5000万リットルまで増産する計画だ。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事