積水化学、CO2→CO変換実証で規模拡大 1kg/日から10トン/日へ

積水化学工業(大阪府大阪市)は2月9日、スペインで、CO2をCOに変換ケミカルルーピング技術のスケールアップおよびCCUへの適用に向けた技術実証を実施すると発表した。CO2変換では、これまでの1kg/日から10トン/日にスケールアップする。実証は2023年11月からすでに開始しており、2024年3月まで実施される。
CO2転化率90%を達成済み さらなる向上に期待
同社はスペイン・アストゥリアス工場にて、CO2を高い転化率でCOに変換する同社独自の変換ケミカルルーピング技術の開発を進めており、2022年6月には、CO2転化率90%、水素転化率75%を達成している。
すでに当初の狙いを上回る成果を挙げているが、今回、商用化に向けて新たな実証を開始する。
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