日豪、大型液化水素運搬船による水素供給網構築に前進 運送要件で合意
国土交通省は6月19日、大型液化水素運搬船の実現に向けて、日本とオーストラリアの海事当局間で協議を行い、真空断熱システムに替わる新たな貨物タンク断熱システムを追加した液化水素の運送要件について合意したと発表した。
内殻と外殻の間の空間を水素ガスで満たすことで高い断熱性能を実現
新たな貨物タンク断熱システムは、内外二層の殻で構成し、内殻と外殻の間の空間を水素ガスで満たすことにより、高い断熱性能を実現する。この協議の結果を受けて、今後、大型液化水素運搬船の設計が行われることになる。国土交通省は、今回の合意は、国際水素サプライチェーンの商用化に向けた新たな一歩だとしている。
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