【シンガポール】エネルギー市場庁とEMA、クリーンエネ促進で提携

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アジア開発銀行(ADB)とシンガポールのエネルギー市場庁(EMA)は7月11日、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域全体のクリーンエネルギー発電と送電の発展に道を開くとともに、ASEAN電力網の確立を支援する覚書(MOU)に調印した。この提携は、シンガポールの電力部門の脱炭素化と地域からのクリーン電力の輸入に向けた取り組みを後押しする。

EMAは2021年10月、エネルギー部門の脱炭素化計画の一環として、2035年までに総電力供給量の30%に相当する最大4GWの低炭素電力を輸入する同国の計画を発表した。この計画の下、現在実施中の提案募集では既に6カ国から20件以上の提案があり、合計10GW以上の輸入能力を提供している。シンガポールはまた、オーストラリア、カンボジア、インドネシア、ラオス人民民主共和国、ベトナムを含む供給国と複数のエネルギー協力協定を結び、シンガポールへの電力輸出の可能性を探っている。

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