東大院らの研究、落葉分解が植物の生育地で効率的に行われる仕組みを解明
東京大学大学院と千葉大学大学院による研究グループは5月13日、樹木の生育地の土壌に特有な微生物叢が落葉を効率的に分解することを明らかにしたと発表した。
この研究では、森林の異なる標高間で土壌と落葉を相互に入れ替える野外実験を行うことで、落葉を生み出す植物が育つ場所(ホーム)で他の場所(アウェイ)よりも落葉が効率的に分解される、落葉分解の「ホームフィールド・アドヴァンテージ(HFA)現象」の生態学的メカニズムを解明にした。HFA現象の存在とともに、樹木の生育地の土壌に特有な微生物叢が落葉分解のHFA現象を引き起こしていることを明らかにした。
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