安定化尿素肥料のGHG削減に成功、独BASFと中国肥料メーカーが連携

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(出所:BASFジャパン)
(出所:BASFジャパン)

BASFジャパン(東京都中央区)は7月9日、ドイツのBASFと中国の肥料メーカー・雲南雲天化股份(雲天化/雲南省)とが協業し、安定化尿素肥料の使用による温室効果ガス排出削減の検証と登録に成功したと発表した。BASFのウレアーゼ阻害剤「Limus®」と雲天化の安定化尿素肥料を混合した肥料を試験的に導入したところ、未処理肥料と比較してCO2換算で約4万6584tの排出量を削減したという。

肥料の尿素を安定化し、農業の経済的損失や収量低下を防ぐ

ウレアーゼ阻害剤は、尿素を加水分解してアンモニアと二酸化炭素を生成する酵素であるウレアーゼの活性を阻害し、アンモニアの過剰な発生を抑えることができる。

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