2023年、世界のGHG濃度は過去最高に WMO発表
世界気象機関(WMO)は10月28日、温室効果ガス(GHG)濃度に関する報告書「WMO Greenhouse Gas Bulletin No. 20」を公表した。CO2やメタンを中心とするGHG濃度が過去最高に達していることとに加え、森林や海洋といった炭素吸収源が、気象災害によって吸収効率を失いつつあることに対し、今すぐに行動が必要であることを訴えた。
GHGの主要な増加傾向
産業革命以前と比べると、現在のGHG濃度は異例の高水準に達しており、CO2は151%、メタンは265%、亜酸化窒素は125%増加している。