ダイセル、広島でプラの「海洋分解性」など実証へ  

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事業概要イメージ図(出所:ダイセル)
事業概要イメージ図(出所:ダイセル)

ダイセル(大阪府大阪市)は8月29日、広島県が募集した海洋プラスチック対策支援事業に同社の提案したプロジェクトが採択されたと発表した。同社は今後同県内において、植物由来(バイオマス)で海洋生分解性を有する「酢酸セルロース」樹脂の普及促進と、同樹脂をカキ養殖用パイプなどへ活用する実証検証に取り組む。2024年度までにそれぞれ県内全域への社会実装化を目指す。

酢酸セルロースは、木材パルプなどの植物由来の「セルロース」と食酢の主成分である「酢酸」を原料に製造され、最終的に水とCO2に分解される。同社の酢酸セルロース樹脂は加工性が高く、一般的な生分解性プラスチックでは困難とされるマテリアルリサイクルが可能だという。

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