武田薬品、組箱印刷をCMYKインクに変更 26年までに全製品へ
武田薬品工業(東京都中央区)は1月25日、国内で製造する製品において組箱の印刷で使用するインクを、特色インクからCMYKインクに切り替えていくことを発表した。1月24日に発売した「キュービトル® 20% 皮下注」(20%皮下注用人免疫グロブリン製剤)の組箱印刷から採用しており、2026年までに新製品・既存品を問わず、CMYKインクに切り替える予定だ。
医療用医薬品業界のスタンダートに風穴
日本の医療用医薬品業界では、製品の二次包装(組箱、取扱説明書、ラベル等)に特色印刷が施されているのが一般的。特殊印刷では、予め複数のインクを調合した特色インクを用いて印刷するため、印刷する製品を変更する際には印刷機を洗浄し、色替えする必要がある。一方、CMYK印刷では、シアン、マゼンタ、イエロー、キー・プレートの4色の組み合わせにより多様な色を表現するため、特色印刷に比べ使用するインクの種類・量を低減でき、製品を切り替える際の印刷機洗浄が不要となる。
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