ちとせグループ、世界最大規模・5haの藻類生産設備を稼働 燃料等に活用

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(出所:ちとせグループ)
(出所:ちとせグループ)

バイオベンチャー企業群のちとせグループは3月20日、世界最大規模となる5haの藻類生産設備「CHITOSE Carbon Capture Central」(C4/マレーシアサラワク州)が完成し、稼働を開始したと発表した。C4では年間700トンのCO2を固定しながら年間350トンの藻類バイオマス(乾燥重量)を生産することを目指す。

C4では隣接する火力発電所から排出される排気ガスに含まれるCO2を活用し、持続可能な航空燃料(SAF)等の製造に向けた長期大規模藻類生産の実証試験を開始している。同社によると、産業分野の排ガス中のCO2を活用した藻類生産の実証として世界最大だという。今後は同設備で生産した藻類バイオマスを原料に、化成品・化粧品・燃料・飼料・食品などの幅広い用途開発を進める。

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