三洋貿易、もみ殻由来「バイオマスシリカ」の提供加速 印企業と代理店契約

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(左)シリカ 最終製品、(右)原材料となる稲穂ともみ殻のイメージ(出所:三洋貿易)
(左)シリカ 最終製品、(右)原材料となる稲穂ともみ殻のイメージ(出所:三洋貿易)

三洋貿易(東京千代田区)は9月21日、もみ殻由来のバイオマスシリカの開発・製造を手掛けるBrisil社(インド)と国内総代理店契約を締結したと発表した。タイヤ、ゴム配合用高分散性バイオマスシリカの日本市場への提供を加速する。

シリカは低燃費タイヤなどの原料として使用されており、今後、需要の拡大が見込まれている。Brisil社のバイオマスシリカは、本来農業廃棄物となるもみ殻を原料として製造された高純度の湿式シリカだ。通常グレードと、タイヤ向け高分散性シリカ(HDS)をラインアップする。砂を原料とする従来シリカに比べて、最大60%のCO2排出量の削減が見込まれる。従来品と同等の性能で、1:1での置き換えが想定されるという。

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