九州工大学院ら、自己修復し再生可能な光学樹脂を開発

九州工業大学大学院とフランス・ロレーヌ大学は6月13日、ポリジチオウレタン(PDTU)と呼ばれる光学特性に優れた樹脂を用いて、常温常圧で傷や破断が自然に修復するプラスチックフィルムを開発したと発表した。「傷ついても修復し、壊れても再生できる光学フィルム」という新ジャンルの材料創出に寄与するもので、メガネレンズやスマートフォンのディスプレイ表面の傷が自然に治る保護フィルムなどへの応用が期待できる。
加熱分解で再生にも成功
また、このプラスチックフィルムを加熱することで原料に分解し、分解した原料からプラスチックフィルムを再生することにも成功したという。廃棄時に熱で簡単に分解してリサイクル可能であるため、プラスチックごみの削減や資源循環にもつながる。
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