コスモ石油ら、廃棄物になる「原油スラッジ」を50%以上削減

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遠心分離設備(出所:JOGMEC)
遠心分離設備(出所:JOGMEC)

コスモ石油(東京都港区)、アブダビ石油(東京都港区)、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC/東京都港区)は、11月2日、原油タンクに堆積したスラッジ(沈殿物)から有用な油分を回収し、従来技術より50%以上のスラッジを削減できる技術を開発したと発表した。

スラッジは原油に含まれる油分・水分・固形分(砂、さびなど)が混じりあったものがタンク底部に沈殿・堆積したもの。従来は定期的なタンク開放検査時にタンク外へ排出され、産業廃棄物等として処理される。今回開発した原油スラッジ削減(Sludge Volume Reduction/SVR)技術は、スラッジを(1)遠心分離設備によって有用な油分と不要な水分・固形分に分離する技術、(2)回収した油分を生産原油と混ぜ合わせる再原油化技術、の2つを組み合わせたもの。

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