JAXAと日立造船、宇宙で全固体電池の充放電に成功

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全固体リチウムイオン電池軌道上実証装置のモニタカメラ撮影画像(出所:JAXA)
全固体リチウムイオン電池軌道上実証装置のモニタカメラ撮影画像(出所:JAXA)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日立造船(大阪府大阪市)は8月5日、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟に設置した全固体リチウムイオン電池の実証実験を実施し、世界で初めて宇宙で充放電に成功したと発表した。

全固体リチウムイオン電池は-40℃~120℃と使用可能な温度範囲が広く、破裂発火のリスクが極めて小さいため、温度差の激しく、真空で放射線に晒される宇宙環境で利用する設備の小型・軽量化や低消費電力化に役立つ。従来、宇宙で使用している有機電解液のリチウムイオン電池では難しかった小型機器への適用や、船外実験装置などでの使用が可能になるという。

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