カネカの結晶シリコン太陽電池、トヨタ「プリウスPHEV」に採用

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(左)新型プリウスPHEV、(右)カネカの車載太陽電池(出所:トヨタ自動車)
(左)新型プリウスPHEV、(右)カネカの車載太陽電池(出所:トヨタ自動車)

カネカ(東京都港区)は3月28日、同社が開発した結晶シリコン太陽電池(ヘテロ接合バックコンタクト型)が、トヨタ自動車(愛知県豊田市)が同月15日に販売を開始した「新型プリウスPHEV」のルーフガラス部分に採用されたと発表した。

採用された製品は、 世界最高水準の変換効率26.7%を達成(カネカ調べ)した結晶シリコン太陽電池技術を用いている。表面に配線のない「バックコンタクト構造」で自動車用ガラスに近い意匠性を実現した。さらに曲面上の設計による自動車ボディへの装着が可能になった点が評価され、トヨタbZ4Xに続き、同社の太陽電池が採用されることとなった。
カネカは、今後も走行距離の延長やCO2削減に貢献するソリューションとして、車載用太陽電池の提案を引き続き強化する。建物のZEH・ZEB化への寄与など幅広い用途での太陽電池の普及を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するとしている。

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