ニッケグループ、ボタン等の異物「自動除去装置」導入 生産能力10倍増へ

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導入設備のイメージ(出所:日本毛織)
導入設備のイメージ(出所:日本毛織)

ウール総合メーカーの日本毛織(ニッケ/大阪府大阪市)は10月13日、グループ会社であるフジコー(兵庫県伊丹市)の石岡工場に、古着からボタン・ジッパーなどの異物を自動除去できる新設備を導入すると発表した。本格稼働は2025年2〜3月予定で、稼働後の反毛繊維の生産量は、現在の生産能力の10倍規模となる300トン/月を想定している。

古着廃棄が集中する関東圏の「反毛化処理」拠点に

フジコーではこれまでも同社一関工場(岩手県一関市)において、古着を再原料化してきたが、ボタン・ファスナーなどの除去は人手に頼っていた。そのため、処理能力は限定的であり、コスト高の要因ともなっていた。

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