IHI(東京都江東区)と米GE Gas Power(GE)は1月18日、GE製大型ガスタービンで100%アンモニア専焼を可能にする燃焼技術の開発で協業すると発表した。両社は大型アンモニアガスタービンの技術開発ロードマップ策定を進め、GE製大型重構造型ガスタービン「6F.03」「7F」「9F」へ適用する、安全性・競争力・環境性に優れたアンモニア100%燃焼(専焼)技術を、2030年までに開発することを目指す。
アンモニアへの燃料転換は、発電分野における温室効果ガス排出ゼロの達成に向けて重要な手段となる。両社は、大型ガスタービンにアンモニア専焼技術を適用するための技術開発を進め、既設のGE製大型ガスタービン発電設備へのアンモニア燃料転換改造と新設大型ガスタービンの国内外での需要に応えていく。