三菱ケミカル、LIB向け負極材事業で韓国L&Fと協業検討

三菱ケミカルグループ（東京都千代田区）はリチウムイオン二次電池（LIB）用正極材のメーカーであるL&F社（韓国テグ市）と、米国FTA（自由貿易協定）締結国におけるLIB用負極材のサプライチェーン強化などに向けた協業の検討を開始すると発表した。

三菱ケミカルグループが強みを持つ天然系黒鉛を原料とした負極材は、製造工程でのGHG排出量が少なく、ライフサイクルアセスメントに優れた特性を持つという。さらに、同社グループは、電池寿命に影響する負極材の膨張挙動を抑制する独自技術を開発し、2024年の量産稼働を予定している。

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