日本製鉄とIHI、木質バイオマス専焼技術を実用化 熱量比25%実現

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北日本製鉄所 釜石地区の火力発電所(出所:日本製鉄)
北日本製鉄所 釜石地区の火力発電所(出所:日本製鉄)

日本製鉄(東京都千代田区)とIHI(同・江東区)は3月11日、両社が開発した「カーボンニュートラルに資する高効率木質バイオマス専焼発電技術」が、市村清新技術財団の2023年度「第56回市村賞」において「市村地球環境産業賞」功績賞を受賞したと発表した。

既存設備を改良し、熱量比25%を実現

今回の受賞は、2015年度に両社が実施した日本製鉄北日本製鉄所 釜石地区の火力発電所(出力:14万9000kW)における国内最大規模の木質バイオマス混焼実証試験の成果が評価されたことによるもの。

この実証では、既存の発電設備に小規模な改造を加え、数%にとどまっていた木質バイオマスを熱量比25%まで引き上げた。これにより、木質バイオマス100%専焼の商用運転や発電分野での脱炭素化を実現した。

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