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バイオ燃料の行方

国産バイオエタノールはいまだ実証段階 石油業界がバイオETBE燃料を選択した理由

環境ビジネス編集部

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※月刊「環境ビジネス」2007年11月号 特集1「バイオ燃料の行方」の内容を掲載しています。 掲載内容は、2007年9月時点のものです。

4月から首都圏で試験販売をスタート

バイオETBE 約7900klを積載したタンカーGINGA HAWK

2007年7月30日、バイオETBE 約7900klを積載したタンカーが、新日本石油精製株式会社根岸製油所に着桟した。船名はGINGA HAWK。6月9日にロッテルダム(オランダ)出港。

原油価格が記録的な高騰を続け、加えて先進国には地球温暖化対策の一環として厳しいCO2排出削減が義務づけられる中、世界各国でガソリン代替燃料としてサトウキビやとうもろこし、穀類からつくられたバイオエタノールを導入する動きが加速している。

日本でも、京都議定書の温室効果ガス削減義務を果たすために、政府は2010年度までに原油50万kl分をバイオ燃料で賄うとしている。京都議定書では植物を原料とするバイオ燃料が燃える際に排出するCO2は削減対象としていないからである。

 日本の石油業界ではすでに、2007年4月27日からバイオエタノールと石油系ガス(イソブテン)を混合したETBEをガソリンに混ぜた「バイオガソリン」の試験販売を首都圏50カ所のガソリンスタンドでスタートしている。業界団体である石油連盟は経済産業省の要請により、2010年には原油換算で21万klのバイオ燃料を導入する計画である。バイオガソリンは性能も価格もレギュラーガソリンと変わりなく、既存の自動車で利用できるため、消費者には違和感なく受け入れられているようだ。

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