画像はイメージです(© tashatuvango / amanaimages PLUS)
今日のサプライチェーン・マネジメントは、QCD(品質、コスト、納期)の効率化に加えて、サプライチェーン全体の環境や労働、人権に配慮した「責任あるサプライチェーン」を構築することが求められている。広範囲に拡がるサプライチェーンをどのようにして管理すればよいのか。それに答えるのが、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に則った「デュー・ディリジェンス」のプロセスである。今やグローバルなサプライチェーン・マネジメントに不可欠となった「デュー・ディリジェンス」について、その概要と実行する上での留意点を見ていきたい。今回は特に重要な2つのポイントについて、重点的に解説する。