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バイオマス発電燃料の「持続可能性」をどう確保するか WGが検討(後編)

土地利用変化による間接的な食料競合

食料競合のおそれに関する判断基準の第2のステップは、間接的土地利用変化への影響による判断である。図1でバイオマス種Aと燃料用トウモロコシ、バイオマス種Bをニンジンと仮定する。

ここでAを増産するときに、森林ではなく、隣の「ニンジン」畑の一部をつぶしてトウモロコシ畑を拡張すると仮定する。この時点では森林の減少は無い。ところが玉突き状態的に、ニンジンを栽培するために森林をニンジン農地に転換すると、結果として森林が減少する。これを「間接的土地利用変化」と呼ぶ。ニンジン畑も当初と同じ面積が確保されるため、ニンジン生産量は減少しておらず、他の食料への直接的な競合は発生していない。
食料そのものでの競合というより、食料を生産するための土地の確保の点で競合が生じ得るという考え方である。

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