年間1兆kWhもの未利用エネルギーの排熱が廃棄されている。その90%を化石燃料に依存し、最終エネルギー消費の73%を熱などで消費している。そのうちの約30%を産業分野占め、脱炭素社会の実現に大きな課題となっている。
製造業のエネルギー消費は現在でも最終エネルギー消費全体の4割ほどを占めていることもあり、更にエネルギー効率を高めていくことが期待されている。
最終エネルギー消費で最大のシェアを占める産業部門(製造業、農林水産業、鉱業、建設業)と業務他部門(第三次産業)における2019年度の最終エネルギー消費は全体の69.4%であった。
製造業は生産コスト低減の観点からエネルギー効率向上に関心が高い
製造業のエネルギー消費をエネルギーの種類別に見ると
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