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環境用語集

N-1電制【えぬわんでんせい ●】

N-1電制とは、送変電設備で故障が発生した場合、リレーシステムで送電線への接続を瞬時に制限することで、緊急時用に空けておいた容量の一部を活用し、運用容量を拡大する手法をいう。再エネの導入拡大に向け、既設送電線を有効活用し流通設備効率の向上を目指す「日本版コネクト&マネージ(C&M)」での取り組みのひとつとして採用されている。

これまでの送電線の運用方法は、太陽光発電や風力発電、火力発電などの接続電源が最大出力となった場合でも送電できる容量を確保するとともに、送電線1回線が故障した場合などの緊急時でも、他の送電線で電気を供給できるよう、原則として1回線分(50%)の容量を緊急時用として確保するものだった。

これに対しN-1電制は、送電線の最大容量(2回線分)を上限に送電線への電源接続を認める一方、送電線の事故が発生した場合には、1回線分の容量まで電源を制限することで、既設の送電設備を最大限活用しながら電源の接続可能量を拡大するしくみをいう。

N-1電制を適用することで効率的な設備形成が図れる。一方で、送電線等の単一設備故障時に電源を遮断することによる長期的な供給力確保や需給バランスへの影響が懸念される。

このため、電源の系統アクセスにおける送変電設備の設備形成の基本的な考え方で、N-1電制の適用は、供給信頼度面への影響を十分に考慮すること、また信頼度の観点から、N-1電制が適用可能な系統ではその適用を前提としつつ、N-1電制に伴う遮断(または抑制)による影響が大きい電源についてはN-1電制での対応を行わず、設備増強を前提とした合理的な設備形成が求められるとしている。

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