環境用語集 サステナビリティ・リンク・ボンド（SLB）／ローン（SLL）
サステナビリティ・リンク・ボンド（SLB）とは、サステナブル債券（ESG債）の一つで、調達資金すべてがグリーンプロジェクトやソーシャルプロジェクトの初期投資、またはリファイナンスのみに充当された証券のこと。グリーンボンドは地球温暖化など環境問題の解決に貢献する事業にしか利用できないのに対し、SLBは直接の用途は限定されない。
サステナビリティ・リンク・ローン（SLL）とは、借り手が野心的なサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット（SPTs）を達成することを奨励するローン。具体的には、借り手の包括的な社会的責任に関する戦略で掲げられたサステナビリティ目標とSPTsとの関係が整理され、事前に定められた重要業績評価指標（KPIs）で測定されるSPTsによってサステナビリティの改善度合を評価・測定。それらに関する融資後のレポーティングを通じて、透明性を確保する。
【参考】
- 環境省―グリーンファイナンスポータル
