環境用語集 グリーンアンモニア
グリーンアンモニアとは、再生可能エネルギーから製造されたアンモニアのこと。なお、CCUやCCSによって回収したアンモニアは、「ブルーアンモニア」と呼ばれる。
日本政府は2021年6月に、「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」において、燃料アンモニアを、水素とともに、同戦略の14の重要分野の一つに位置づけた。
燃料アンモニアの火力発電への活用については、2030年までに石炭火力への20%アンモニア混焼の導入・普及を目標に、実機を活用した混焼・専焼の実証を推進することで、2030年には国内需要として年間300万トン(水素換算で約50万トン)を想定し、現在の天然ガス価格を下回るNm3-H2当たり10円台後半で供給させたい考えだ。
また、2050年には国内需要として年間3000万トン(水素換算で約500万トン)を想定し、アンモニアの利用拡大に対応したさらなる製造の大規模化、高効率化を追求した日本企業主導のサプライチェーンを構築することを目指す。