環境ビジネス編集部
最終更新日: 2012年11月08日
産業技術総合研究所のエネルギー技術研究部門は、電解質や電極材料に液体や有機材料を用いずに、無機化合物の固体だけで構成された「新型リチウム-空気電池」を開発した。
今回、電解質として無機固体電解質を用い、有機電解液等を使わない、安全性の高いリチウム-空気電池を設計・構築し、常温・空気中での作動を確認。これにより液漏れや揮発、発火等の心配がなくなった。また、電解液に比べて安定している固体電解質を用いることによって、充電時と放電時の電圧差が小さくなった。新型電池は、高い安全性と高エネルギー密度を両立できるため、電気自動車(EV)用の大型蓄電池への応用が期待されている。
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