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千葉県柏市に国内最大級3.8MWhの蓄電システム 日立、地域EMSの提供開始

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千葉県柏市に国内最大級3.8MWhの蓄電システム 日立、地域EMSの提供開始

日立製作所は、地域全体のエネルギーを運用・監視・制御するエリアエネルギー管理システムと、その効率的な運用に欠かせない蓄電池システムや電力融通設備、受変電設備などの分散電源関連設備から構成される、都市開発向けのエリアエネルギー管理ソリューションの提供を開始すると発表した。本ソリューションは、三井不動産が開発を手がける「柏の葉スマートシティ」(千葉県柏市)に初めて適用される。

同社は、今回、地域全体のエネルギー情報を収集し、一元管理・見える化するとともに、太陽光発電蓄電池、非常用発電などの設備を地域全体で効率的に運用・監視・制御できるエリアエネルギー管理システムを製品化し、それに分散電源関連設備まで含めた都市開発向けのエリアエネルギー管理ソリューションとして提供する。

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具体的には、エリアエネルギー管理システムは、オフィスや商業施設、住居、公共施設などに設置されたHEMS(Home Energy Management System)BEMS(Building Energy Management System)、中央監視システムなどからの情報をもとに、電力のみならず、水やガスなどのエネルギーの使用量を見える化し、地域全体のエネルギー情報を把握・分析することで、エネルギーの一元管理や需要予測、需給情報の提供を実現する。

また、蓄電池システムを中心とした分散電源関連設備は、電力会社より供給される電力(系統電力)と太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーを組み合わせて安定的に運用するためには必要不可欠な設備であり、これらをエリアエネルギー管理システムで管理することで、自然エネルギーと蓄電池、系統電力を連携させ、地域内で柔軟に電力エネルギーを融通することができる。これにより、昼間のピーク電力の抑制や夜間電力の有効活用、発電量の変動が大きい自然エネルギーの最大活用を図る。

さらに、平常時の電力エネルギー管理だけではなく、災害や停電などの非常時に、蓄電池に蓄えられた電力エネルギーを住居やオフィス、商業施設に優先的に供給することで、地域住民の最低限の電力消費を賄う。

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また、本ソリューションは、エネルギー管理の機能に加え、地域運営の情報基盤としての役割も担う。エリアエネルギー管理システムのプラットフォームに日立の情報制御連携環境を採用し、公共交通機関の情報や防災情報などを取り込むことにより、エネルギーの需給情報の提供以外に、地域の交通情報や災害時の緊急放送などの住民向けサービスが可能となる。

さらに、デジタルサイネージ(電子看板)などの外部の情報配信サービスシステムや地域ポータルシステム、ショッピングポイントシステムなどと連携することで、より快適な生活を実現するタウンマネジメント支援サービスへの展開も視野に入れる。

「柏の葉スマートシティ」では、本ソリューションの導入により、地域全体のエネルギーの一元管理をはじめ、太陽光発電システムと蓄電池システムの計画的運用、街区間に独自に敷設される電力ネットワークを通じた電力融通などを図る。

また、非常時や停電時には、生活に必要な電力を自給するだけでなく、電力ネットワークを通じた電力融通により周辺建物の生活機能を維持することもできる。特に、蓄電池システムは、蓄電池容量3.8MWhという国内最大級の定置型リチウムイオン電池を導入する。

本ソリューションは来年度中に現地に導入し、2014年春からの運用開始をめざしている。同社は、「柏の葉スマートシティ」の街づくりの企画段階から、エリアエネルギー管理システムと、地域内で共同運用される蓄電池システムや電力融通設備、受変電設備などの分散電源関連設備を併せたパッケージソリューションを提案してきた。

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