2011年国内環境産業は前年比2.3%増、雇用規模も過去最高に

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環境省は、国内環境産業の売上をベースとする内外市場規模等について、2011年の推計を取りまとめ公表した。環境産業の市場規模はリーマンショック等の影響により2009年に縮小したが、2010年から景気の持ち直し等を受けて増加に転じ、2011年は前年比2.3%増の約82兆円となり、2年連続で増加した。雇用規模も約227万人となり2010年(約225万人)から増加し、過去最高となった。

また、同省では、国内環境産業の現状・展望をより総合的に整理するため、昨年度に続き「環境成長エンジン報告書」をとりまとめ、公表した。本報告書では東日本大震災によって市場環境に大きな変化が見られる等、特徴的な12の環境産業分野の分析を行った。そのうち、24年7月の固定価格買取制度導入により注目される再生可能エネルギー発電事業の設備投資や運営段階の資金投入が及ぼす経済波及効果を試算し、いずれも産業平均以上の高い波及効果があることを示した。

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