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産総研、被災地3企業の再エネ関連技術の性能評価を支援

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産業技術総合研究所は、東日本大震災の被災3県に所在する企業が開発した再生可能エネルギーに関連した技術シーズに対する性能評価を支援するプログラムにおいて、3件の実施テーマを採択したと発表した。

産総研は、政府の「東日本大震災からの復興の基本方針」および「福島復興再生基本方針」を受けて、再生可能エネルギーの技術開発から実証までを行う福島再生可能エネルギー研究所を福島県郡山市に平成26年4月に開所する。

この研究所のミッションの一つとして、産業集積と復興への貢献を掲げている。「被災地企業の技術シーズ評価プログラム」は、東日本大震災の被災3県(岩手、宮城、福島)に所在する企業が開発した再生可能エネルギーに関連した技術シーズに対する性能評価を産総研が経費を負担して実施し、その成果の当該企業への移転を通じて、地域における新産業の創出を支援する事業。

今回、平成25年度事業の二次公募として、平成25年9月9日(月)~10月7日(月)までの期間、公募申請を受け付け、課題審査委員会にて審査を行った結果、3件の実施テーマを採択した。来年度も引き続き評価対象となる課題の公募を行う予定。

今回採択したテーマは下記の通り。

工藤建設(岩手県)
「ジオプロロードとエアコンの組合せによる地中熱利用システムの性能評価」

地中浅部に埋設した空気流通型熱交換パイプとエアコン装置を組み合わせたシステム

地中浅部に埋設した空気流通型熱交換パイプとエアコン装置を組み合わせたシステム
(※画像クリックで拡大)

本企業のシーズのポイントは、地中熱を低価格かつ施工が容易なシステムで利用可能にし、被災市域の様々な熱需要を満たす地中熱利用システムを実現可能にする点にある。また、本システムは岩手県南部地域の地理条件に優位性を持つ。

この地中浅部に埋設した空気流通型熱交換パイプとエアコン装置を組み合わせたシステムについて、事業化に向けた評価を行う。

アサヒ電子(福島県)
「太陽電池ストリング監視システムの評価」

太陽電池モジュールの測定装置(ネオエール)

ネオエール
(※画像クリックで拡大)

同社が保有する技術シーズは太陽光モジュールの測定装置。

無線通信にとって計測環境構築が容易という特徴を持つ。

産総研は、太陽光発電システムの遠隔装置を複数の太陽電池種別で実証を行う。

福島発電(福島県)
「多種類の太陽光パネルの故障診断・発電量モニタリング」

福島空港のメガソーラー(完成イメージ)

(※画像クリックで別画像表示)

同社の福島空港メガソーラは、世界10カ国から30種類以上の太陽電池パネルを取りいれた国内最大級の太陽光発電の性能評価サイトである。

産総研は、同社の発電予測及び故障能力を強化する。これにより、各種太陽電池パネルの運用ノウハウを提供し、地元に適した事業拡大を促進する。

【参考】
産総研 - 福島再エネ研究開発拠点「被災地企業の技術シーズ評価プログラム」

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