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グリーンファンド、富山県の小水力発電、北海道の風力発電にも出資

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グリーンファンド、富山県の小水力発電、北海道の風力発電にも出資

環境省は、27日、グリーンファイナンス推進機構が「CO2削減」+「地域活性化」に貢献するプロジェクトに投資するグリーン・ファンドについて、北海道における風力発電事業と富山県における小水力発電事業にに出資することを決定したと発表した。

なお、本事業では、今後も出資案件の募集を続けるとともに、技術類型、事業者の特徴、地理的なバランス等も考慮し、予算の範囲内において出資決定が行われる予定。

グリーン・ファンド(地域低炭素投資促進ファンド創設事業費補助金 地域低炭素化出資事業基金)はCO2を減らす事業と地域経済を元気づける地域主導型の事業に対して投資を行う環境省の事業。グリーン・ファンドについて、基金設置法人である同機構にて、2013年7月から出資案件の募集を行っているが、今般、出資申請のあった案件のうち、第三者の専門家からなる審査委員会での審査を経て、2案件について出資を決定した。

概要は以下の通り。

北海道における風力発電事業
(申請者:市民風力発電)

市民風力発電(北海道札幌市)の計画する風力発電事業に1億円の出資を決定した。本プロジェクトは市民風力発電がこれまで培った風力発電事業の経験やノウハウを活用し、地元と連携して再生可能エネルギーの導入促進と地域の環境保全に貢献しようとする取り組み。

特別目的会社(SPC)である厚田市民風力発電が風力発電設備を保有し、発電事業を行う。資金調達は北都銀行、地元金融機関、生協からの融資、市民風力発電、ウェンティ・ジャパン、生協(予定)、市民ファンド、同機構からの出資により賄う。本プロジェクトは石狩市及び地域住民と連携して取り組みを推進している。また、本事業より得られる収益の一部は、石狩市において設立予定の「(仮)環境まちづくり基金」を通じて、地域の環境保全(植林等の森づくり活動など)に活用される予定。

富山県における小水力発電事業
(申請者:新日本コンサルタント)

建設コンサルタントである新日本コンサルタント(富山県富山市)の計画する小水力発電プロジェクトに1億円の出資を決定した。本事業は、富山県南砺市を流れる湯谷川流域において、河川を利用した流れ込み式の小水力発電事業を行うもの。

本プロジェクトのSPCであるNiX湯谷川ハイドロパワーに、メインスポンサーである新日本コンサルタントが15,000万円、機構が10,000万円、地元住民から1,000万円を出資する(融資は地元金融機関で89,000万円を予定)。これらの資金を利用し、新日本コンサルタントは地元建設会社の協力のもと水力発電所を建設する。稼働後、発電電力は北陸電力へ売電する。

水力発電事業は、従来からの確立された技術で実行可能であり、日本ではこれまでに電力会社を中心に大型ダムを利用した大水力発電等を行ってきているものの、地域の河川等を使った中小水力発電は、水利権の確保・採算性の観点から普及が進んでこなかった。また、同分野において、民間主導の発電計画は非常に少ない状況にある。一方、日本における中小水力発電を行うことができる地点は多く、これらを普及させるには、民間の関与が大きな手助けとなる。

同機構は本事業が、流量及び落差を十分に確保できる水力発電に適した場所であること、生態系を含めた環境保護を十分に検討された計画であることに加え、本出資が民間主導の中小水力発電事業への後押しとなり、中小水力発電の促進に貢献できることに鑑み、出資決定した。

【参考】
環境省 - 地域低炭素投資促進ファンド創設事業 地域低炭素化出資事業に係る出資案件の決定について

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