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ソニー、カナダ企業と協業で電力系統用大規模蓄電システムの開発へ

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ソニー株式会社とカナダ最大の電力会社であるハイドロ・ケベック社は、主に電力系統用の大規模蓄電システムに関して研究・開発する合弁会社の設立について合意、2014年6月に新会社を設立する予定だ。

近年、電力需要のピーク対策や、導入が進んでいる太陽光風力発電など再生可能エネルギーにおける発電量の変動に対する安定化対策、停電や災害時などの電力供給確保など、電力系統用として大規模な蓄電システムの需要拡大が見込まれている。また、電力系統用の蓄電システムは、大容量の電力を効率的に安定供給する必要があるため、高い安全性と信頼性が求められる。

新会社は、ソニーが有する安全性・信頼性の高いオリビン型リン酸鉄リチウムイオン二次電池、拡張性の高い蓄電モジュール・システムの制御技術と、ハイドロ・ケベック社が有する電力系統の運用・制御技術とリチウムイオン電池材料技術を活用。これらの技術を組み合わせ、大規模な用途でも高い安全性と信頼性を実現するシステムに加え、電力系統用に適した電池材料技術の研究・開発を行い、変電所のピーク対策や再生可能エネルギーの系統連系など、拡大するさまざまな用途への有効性の検証を行う。

合弁会社設立について、ソニー業務執行役員SVP デバイスソリューション事業本部エナジー事業部長の江連淑人氏は、「リチウムイオン二次電池の知見の深いハイドロ・ケベック社との連携により、お客様のニーズにあった大規模蓄電システムを開発できると確信しています。ソニーは、家庭やオフィス向けなどの蓄電システムに加えて、本開発の成果により、蓄電システム事業の拡大を目指すとともに、持続可能な電力インフラの普及に貢献します」。

ハイドロ・ケベック社 テクノロジー部門EVP、エリー・サヒブ氏は、「リチウムイオン電池のパイオニアであるソニーと協業できることを大変喜ばしく思います。ハイドロ・ケベックの電力系統関連の経験と蓄電における研究開発と、ソニーのリチウムイオン電池製造の専門知識を組み合わせることで、再生可能エネルギー(太陽光・風力発電)やスマートグリッドに向けた蓄電システムなどの研究・開発を行う、国際的な合弁会社を設立します」と、それぞれコメントした。

ハイドロ・ケベック社は、発電、送電、配電事業を手がけているカナダ最大の電力会社で、世界有数の水力発電会社の1つ。株主はケベック州政府。同社の研究機関IREQは、電力の効率化と蓄電などを含むエネルギー関連領域の研究開発を行っている。

新会社の本社は、カナダ・ケベック州ヴァレンヌ市。代表者には、現ハイドロ・ケベック社 テクノロジー部門EVPのエリー・サヒブ氏が就任する。

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