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集合住宅でのデマンドレスポンス ピーク電力が夏季58%、冬季49%に

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東京ガスは、「集合住宅版スマートハウス実証試験」の新たな試みとして、2013年度の電力ピーク時の節電を実施した。同実証実験で、デマンドレスポンスにより夏季58%、冬季49%の大幅な電力削減に成功したと発表した。

デマンドレスポンスは、時間帯別に電気料金設定を行ったり、ピーク時に使用を控えた消費者にインセンティブを支払うなどの方法で、使用抑制を促し、ピーク時の電力消費を抑え、電力の安定供給を図る仕組みのこと。

同実証試験は、東京ガスの社宅として横浜市磯子区に建築された「東京ガス磯子スマートハウス(地下1階・地上4階建ての集合住宅、24戸)」で実施されている。

2012年度から棟全体の省エネを評価する実証を行っており、2013年度からは新しい取り組みとして、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)導入による各戸の省エネ効果と、電力ピーク時のデマンドレスポンスによる節電効果についても検証している。

具体的には、下図のようなしくみで実証実験がおこなわれた。

実証実験は、夏季(7月~9月)および冬季(1月)の電力ピーク時(夏は13時~16時、冬は17時~20時)に実施された。

棟全体の電力と熱の需給を制御する「統合制御システム」が、地域エネルギーマネジメントシステム(CEMS)からデマンドレスポンスの発令を受け、家庭用燃料電池「エネファーム」や蓄電池の発電量が最大となるような制御をおこなう。

同時に「家庭用エネルギー管理システム(HEMS)」を用いて各戸に節電要請をし、ピーク時の節電を実証した。

タブレット端末の画面に表示される通知

タブレット端末の画面に表示される通知

なお、同実証実験では、太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO(ソラモ)」や太陽光発電パネルの設置により、エネルギーの自給も行った。

同住宅は今年5月、建築設備綜合協会が実施する「第12回環境・設備デザイン賞 第Ⅱ部門 建築・設備統合デザイン部門」で優秀賞を受賞した。

同社は、「チャレンジ2020ビジョン」を掲げ、省エネに貢献するガス機器や、エネファームなどの分散型エネルギーシステムの普及により、エネルギー使用の「スマート化」を推進している。

同実証実験は、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証」に選定されたプロジェクトの内の一つ、「横浜スマートシティプロジェクト」の一環としておこなわれている。同プロジェクトはエネルギーの安定供給の確立と、地域単位効率化を図るスマートコミュニティの構築を目的とするもの。

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