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燃料電池フォークリフトに搭載する水素タンクを金属製に 実証実験スタート

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経済産業省は、産業競争力強化法に基づく「新事業活動計画」として、豊田自動織機(愛知県)から提出された「燃料電池フォークリフトに新しいタイプの水素タンクを搭載する計画」を6月27日付で認定した。

同計画は、燃料電池フォークリフト(水素と酸素の電気化学反応によって発電された電気を動力として動くフォークリフト)に、搭載適性が高く現行より廉価な、全部金属製の水素タンクを搭載する実証実験を行うもの。この実証実験が可能となることで、わが国における燃料電池フォークリフトの実用化を加速させ、事業者の競争力強化を図りながら、工場や物流現場におけるCO2排出量の削減を図ることができる。計画の実施期間は平成26年6月から平成28年3月。

新事業活動計画の概要は以下の通り。

■燃料電池フォークリフト等の産業車両に搭載する水素タンクについては、現行法令下では、軽量な「複合容器」(炭素繊維と金属等を併用するタイプの容器)のみを想定しており、「全部金属製」の容器(炭素繊維を使用せずに金属のみを用いるタイプの容器)は搭載できない。

■この全部金属製容器は、一般的な複合容器よりも重量があるため、乗用車に搭載することは想定されていなかったが、重量のある荷物を日常的に運搬することが想定されるフォークリフト等の産業車両については搭載適性が高く、複合容器よりも廉価に製造することができる。そこで今年4月24日に、現行法令では認められていない全部金属製の水素タンクの導入を可能とする特例措置が創設された。

■今回、申請された新事業活動計画では、(1)安全性に十分配慮した設計に基づく全部金属製容器の実証実験が可能となることで、わが国における燃料電池フォークリフト等の産業車両のより早期の実用化が可能となること、(2)適切な使用環境の下で実施され、水素を充填する者やフォークリフトを使用する者に対して、あらかじめ必要な教育訓練を確実に実施することなど、特例措置に定められた要件を満たすこと、(3)複合容器を搭載した燃料電池フォークリフトの実証実験の実績があり、データ収集や異常発生時の対策に至るまで優れたノウハウを有する事業者が取り組むことにより事業の実現可能性が高いことがそれぞれ認められるため、認定に至った。

【参考】
経済産業省 - 燃料電池フォークリフトに新しいタイプの水素タンクを搭載する計画を認定しました

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