> > 沖縄県での太陽光発電 7月の接続申込みはOK、8月以降は特定条件で応相談

沖縄県での太陽光発電 7月の接続申込みはOK、8月以降は特定条件で応相談

記事を保存

沖縄電力は、31日、回答を保留していた出力300kW未満の太陽光発電の接続申込みについて、7月までの申し込み分については接続できる見込みとなったと発表した。2014年8月以降の接続の申し込みについては、申し込み状況により接続が難しくなることが予想されるとの見通しを示した。

一方、「特定期間の太陽光発電停止による追加的な接続の調整」、「太陽光発電設備側での蓄電池設置による追加的な接続の調整」の対応策の実施により接続を希望される場合は、事業者と個別に相談する。

具体的な事業者による対策の内容は以下の通り。

接続するための条件

1:特定期間の太陽光発電停止による追加的な接続の調整

電気の需要が少なく、特に需要と供給のバランスが厳しくなる2月から4月の3ヶ月間において、太陽光発電の出力を抑制(発電停止など)することで、追加的に接続が可能となる場合がある。

2:太陽光発電設備側での蓄電池設置による追加的な接続の調整

太陽光発電設備側にて蓄電池を設置し、昼間の太陽光発電電力を全量蓄電池へ充電し、18時頃~25時頃の時間帯に放電をすることで、追加的に接続が可能となる場合がある。

独立した電力網と増える再エネ

2012年7月の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」の開始から、同社管内においても、太陽光発電を主とする再生可能エネルギーの接続が進んでいるが、沖縄本島は系統規模が小さいことに加え、独立系統である等の要因から、再エネの接続量に限界が生じやすい状況だ。2013年12月24日には、出力300kW以上の太陽光発電の接続申込量が、沖縄本島系統における接続可能量の目安である57MW程度を超過している。

2013年度末の沖縄本島系統における出力300kW未満を含めた太陽光発電の接続量は、この1年間で前年度までの累積接続量を上回る勢いで急増している。また、2014年3月の1カ月間で、2013年度の単価適用を希望する接続申込が殺到し、これまでの同社予想をはるかに上回るものとなった。

接続申込の状況より、太陽光発電の接続可能量を超過する恐れがあり、今後の接続状況は厳しくなることが想定されたことから、2014年4月1日以降の接続申込については、接続可能量の検討結果を取りまとめるまでの間、回答を保留していた。

出力300kW未満を含めた太陽光発電の接続申込量について、本年8月の申込状況によっては、接続可能量の上限である310MW程度に達する見込み。

接続可能量を増やす試み

なお、接続可能量(310MW程度)の検討にあたっては、以下に示す対応策1~3を織り込むことで、最大限の導入拡大を図っている。

1:同社火力発電機の出力最下限での運用による接続可能量の拡大

太陽光発電の出力増加に対して、同社火力発電機の出力を運用上の最下限まで絞り込むことで、接続可能量の拡大を図った。

2:同社再エネ設備を停止することによる接続可能量の拡大

電気の需要が少ない11月から5月の7ヶ月間において需要と供給のバランスが厳しくなる場合には、同社再エネ設備を停止することで、接続可能量の拡大を図った。

3:風力発電接続可能量の残枠の活用による接続可能量の拡大

風況により出力が大きく変動する風力発電については、平成18 年2月17日に沖縄本島系統における風力発電接続可能量25MWを公表している。現状、風力発電の既接続量および接続予定量の合計は17MWであり、風力発電の追加申込がない状況であることから、残りの8MWを太陽光発電の拡大へ割り当てて対応することとした。

※ただし、昼間の太陽光が発電している時間に風力発電を停止することで、風力発電接続可能量の上限である25MWまでは接続可能。

同社では、今後、前述の対応策を実施するとともに、関係省庁や沖縄県などとの連携を図りながら太陽光発電の接続可能量の拡大に向けて取り組んでいくとしている。

【参考】
沖縄電力 - 沖縄本島系統における再生可能エネルギー接続について(PDF)

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.