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業界初!白い太陽光発電モジュール 「スイス連邦の白いヤツ」登場

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業界初!白い太陽光発電モジュール 「スイス連邦の白いヤツ」登場

CSEM(スイス)は、景観を重視した建築環境向けに、従来までの藍色の太陽光発電モジュールと異なる、業界史上初の白色太陽光発電モジュール技術の開発に成功したことを発表した。

今回開発した技術は、太陽光の赤外線のみを電気に変える太陽電池技術の上に、赤外線を透過し可視光線を反射するフィルターを取り付けることで、白い太陽光発電モジュールを実現した。変換効率は約10.0%。

赤外線を透過し可視光線を反射するフィルターが表面に張られたモジュールだ

赤外線を透過し可視光線を反射するフィルターが表面に張られたモジュールだ

本技術の研究リーダー、Ballis教授(左)とPerret博士(右)。白色だけでなく他7色から任意の色を選択することができる

本技術の研究リーダー、Ballis教授(左)とPerret博士(右)。白色だけでなく他7色から任意の色を選択することができる

また、白色だけでなく他7色から任意の色を選択することができ、建築物のデザインに合わせて色を変え、自由に太陽光発電モジュールをカスタマイズすることができる。

従来までの太陽光発電モジュールは、太陽光の吸収が最大になるよう、濃い藍色のものが多い。

また、セルと結合部によるマス目模様は非審美的で、景観を気にする建築環境では、太陽光発電モジュールは嫌厭される傾向があった。しかし本技術によって、白色太陽光発電モジュールが実現したため、景観やデザインを損なわず太陽光発電モジュールを使用できる。

なお、今回開発された特殊なフィルターは既存のモジュールに貼り付けるだけで利用できるため、コストも安く、あらゆる場面での応用ができる。同社は、この技術によって今後の太陽光発電モジュールの事業展開がより拡大することを期待しており、本技術を使えるパートナー企業を募集している。

CSEM社は、スイス・ヌーシャテルに本拠を置くマイクロテクノロジー分野のイノベーション推進機関。450名を超える研究者が在籍しており、太陽光発電をはじめ、マイクロエレクトロニクス、通信分野などの研究開発を行っている。スイス連邦政府、ヌーシャテル州政府及び民間企業(Swatchグループを筆頭にロレックス社、ボッシュ社、シーメンス社など)が共同で出資し、大学からの技術移転や中小企業を主とした産業界への支援といった公益性の高い活動を中心としていることから、税制上はNPOと見なされて優遇を受けている。

【参考】
CSEM - White and colored solar modules(※動画が流れます)

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