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サニックス、今期の業績予測を下方修正 電力会社の接続保留問題が打撃

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サニックス(福岡県福岡市)は、31日、平成27年3月期の業績予想を下方修正すると発表した。電力会社による再エネ設備の接続回答保留の措置により、九州地区において一部を除き太陽光発電設備が工事できないことの影響を受けた。

第2四半期累計期間(4~9月)における業績予想は、太陽光発電設備の一部工事案件に係る電力会社の接続検討期間が、前回公表時(8月5日)における想定より長くなるものがあり、見込んだ件数を下回った。

これらの状況により、売上高を前回予想の51,200百万円から43,400百万円に、営業損益を前回予想の-1,250百万円から-3,230百万円に下方修正した。

通期(平成26年4月~平成27年3月)における業績予想は、売上高を前回予想の161,500百万円から、26.9%減の118,000百万円に修正した。利益については、下半期において、上半期に比し売上高は増加する見通しであることや、コスト抑制を図ることにより業績回復を見込んでいる。しかし、売上高が前回予想を下回ること等により、営業利益を前回予想の14,000百万円から74%減の3,640百万円に下方修正した。

なお、平成27年3月期第2四半期累計期間の決算発表は、11月12日を予定している。

サニックスは、産業用太陽光発電の事業分野に経営資源を集中し、今期から関東を中心とする東日本地区についても直販直施工体制を展開し、主に北関東から西の広い範囲で太陽光発電販売施工事業を行っている。しかし、同社が注力してきた事業エリアで、九州電力と四国電力が再エネ発電設備の接続申込みに対する回答保留をしている。

同社では、1週間程度で設置可能な低圧容量(10kW以上50kW未満)の太陽光発電設備が主であり、受注してから施工完了までの期間が比較的短い。そのため、10月以降に受注するものの一部を、今期中に工事完了し売上計上できるものと見込んでいた。

しかし、両電力管内で新規申込みに対する回答の再開が見通せない中、下半期に受注・工事完了を見込んだ新規案件について今期中に売上計上が見込めないと判断した。また当初計画に織り込んでいた同一敷地内の低圧分割案件(低圧連系となる50kW未満の小規模設備に分割し、複数の連系案件とするもの)について、一部を除き今期中に売上計上が見込めないと判断した。一方、九州電力による既申込み分の一部回答保留解除により、同電力に接続契約の申込みを済ませている案件については、今期中にその一部が売上計上できる見込みとなった。

同社は、同日、通期業績の売上増強に向けた対応策も発表した。九州電力による一部回答保留解除を踏まえ、営業員を他地区へ振り向ける規模を縮小し、既申込み分のフォロー、回答保留対象ではない住宅用(10kW以下)太陽光発電の営業を強化していく。

また、九州・四国地区以外については、産業用太陽光発電施設の中でも、系統連系がしやすく接続契約の申込みから施工完了までに要する期間が短い屋根設置等の低圧小型案件に集中した営業を展開している。九州地区に在籍する技術職は、工事状況を踏まえ、他地区への応援移動について機動的に行っていく。

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