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「農山漁村再エネファンド」、ソーラーシェアリング・木質バイオマス発電へ投資

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「農山漁村再エネファンド」、ソーラーシェアリング・木質バイオマス発電へ投資

農林中央金庫および全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)は「農山漁村再エネファンド」の第1号、2号案件として、JAアグリはくい(石川県羽咋市)の太陽光発電事業、三重エネウッド(三重県松阪市)の木質バイオマス事業への投資を決定したと発表した。

両者は、農山漁村における地域活性化に資する再生可能エネルギー事業の立ち上げを支援するため、本ファンドを組成し、農林水産業協同投資による運営を開始している。本ファンド規模は10億円で、将来的に30億円までの拡大を想定している。投資対象は農山漁村・中山間地の関係者が取り組む再生可能エネルギー事業のうち、地域活性化に資するもの、かつ安定した経営が見込まれるものとしている。

今回、出資が決定した案件の概要は以下の通り。

1.JAアグリはくいへの出資 ※第1号案件

本件は、JAアグリはくいに対する200百万円の出資案件。農山漁村再エネファンドの他、既存株主であるJAはくいからの追加出資および羽咋市からの出資も行われる。

同社は、石川県が行う耕作放棄地再生事業によって圃場整備される農地において営農事業を担うとともに、対象地区内に太陽光発電設備(設備容量1,999kW)を併設するソーラーシェアリングを計画。これにより、太陽光発電事業による安定的な収益を下支えに、地域農業の発展、環境保全および売電利益の地元還元が実現する見込み。

JAアグリはくいは、農産物を原料とする食料品の製造・販売、農作業の受託および新規就農者の研修等を手がける。設立は平成22年4月で、資本金は495百万円(増資後)。

2.三重エネウッドへの出資 ※第2号案件

本件は、三重エネウッドに対する115百万円の出資案件。同社は三重県、松阪市、森林組合、大口林家、地元金融機関等と連携し、地域の未利用材を燃料とした、出力5,800kW規模の木質バイオマス発電事業を行う。

本事業はこれまで利用されてこなかった間伐材を燃料として年間約7万トン購入することで、県内林業の活性化と山林保全に貢献するとともに、新たに見込まれる約85名の雇用創出を通じて、地域経済の活性化に寄与することが期待される。木質バイオマス発電所の営業運転開始は平成26年11月1日。

三重エネウッドは、三重県松阪市の地元林業関係者を中心に、未利用間伐材を原料とした木質バイオマス発電事業を行うために、平成24年12月に設立された。資本金は230百万円(増資後)。

松阪木質バイオマス発電所(三重エネウッド株式会社)

松阪木質バイオマス発電所(三重エネウッド株式会社)

農林中央金庫・JA共済連は、今後も本ファンドの活用を通じ、地域循環型社会の確立に向け、地域の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー推進に取り組んでいく考えだ。

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