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宇宙事業のコスモテック、別府温泉で日本最大級500kWのバイナリー発電開始

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宇宙事業のコスモテック、別府温泉で日本最大級500kWのバイナリー発電開始

コスモテックは、別府温泉の蒸気を利用して発電する日本最大級(500kW)の地熱発電所コスモテック別府バイナリー発電所」(大分県別府市)を完成させた。2014年11月30日(日)より固定価格買取制度を利用し、九州電力に売電を開始する。

同発電所はバイナリー発電方式を採用し、温泉井の蒸気のみを利用して発電する日本で初めての地熱発電所である。また、固定価格買取制度が施行されて以降、日本最大規模となる500kW級の発電能力を有する地熱発電所でもある。同発電所は同社が宇宙事業で培った技術および経験を活用して建設しており、今後の運用およびメンテナンスについても同社にて実施する予定。

同発電所の敷地面積は1,650平方メートル(500坪)。発電機種はACCESS ENERGY社製の「Thermapower」125kW級が4基。発電端電力500kW、送電端電力400kW。年間総発電予想量は約372万kWh、これは一般家庭約1,000戸分の年間消費電力に相当する。初期投資額はおよそ6億円。年間売上およそ1億円、数ヶ月先にはPPS(特定規模電気事業者)への売電を予定しており、投資回収期間8年程度を見込む。

コスモテック別府バイナリー発電所におけるビジネススキーム

コスモテック別府バイナリー発電所におけるビジネススキーム

同社は宇宙事業が主な業務の企業であり、宇宙事業における高い品質管理手法を今回の地熱発電業にも適用している。同発電所の建設には、そうした宇宙産業で培われてきた高品質のプラント設計、エンジニアリング技術が活かされており、安全で高い品質の地熱発電所を完成させた。

また、高圧ガス配管技術には、同社のロケット燃料である液体水素や液体酸素を宇宙センターにある貯蔵所からロケットに充填する際の技術が用いられている。燃料を効率的かつ安全にロケットに充填するためには、配管のサイズ、材質、ルーティングを考慮した最適な設計を行う必要があり、それが温泉発電においても、温泉蒸気を効率よくかつ安全に発電機に供給する技術として生かされた。

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