> > トヨタ、「圧縮水素容器」製造の世界基準に対応 燃料電池車の生産効率アップ

トヨタ、「圧縮水素容器」製造の世界基準に対応 燃料電池車の生産効率アップ

記事を保存

経済産業省は、23日、トヨタ自動車を、高圧ガス保安法に基づき「水素及び燃料電池に関する世界技術規則(gtr)」に対応する容器等製造業者として登録したと発表した。

この登録により、同社は、この世界技術規則に対応する容器(国際圧縮水素自動車燃料装置用容器)について、高圧ガス保安協会等の容器検査を受けなくても、自ら高圧ガス保安法に基づく容器検査・刻印などを行い市場に出すことが可能となる。同社の水素・燃料電池車の生産の効率化などに貢献することが期待される。

高圧ガス保安法では、水素・燃料電池自動車や水素スタンドの本格的な普及開始に向け、安全性の確保を前提として様々な技術基準の改正等が行われてきた。

「水素及び燃料電池に関する世界技術規則」は、国際基準として、2013年6月に採択された。経済産業省は、本世界技術規則を国内法令に取り込むために、高圧ガス保安法に基づく容器保安規則、器保安規則に基づき表示等の細目、容器再検査の方法等を定める告示等を、2014年5月30日付けで改正した。これにより、日本は、世界に先駆けて国内法令への本世界技術規則の取込みを完了した。

トヨタ自動車は、本世界技術規則に対応する容器に関して、国内で初めて、高圧ガス保安法に基づく容器等製造事業者の登録の申請を、経済産業省中部近畿産業保安監督部に対して行った。これを受けて、3月23日付けで経済産業大臣名により容器等製造業者として登録された。

「水素及び燃料電池の自動車に関する世界技術規則」の主な特徴は以下のとおり。

  1. 本世界技術規則は、1998年にジュネーブで作成された協定(車両並びに車両への取付け又は車両における使用が可能な装置及び部品に係る世界技術規則の作成に関する協定)に基づいて、2007年から国際連合欧州経済委員会(UN/ECE)自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)において作成が開始され、2013年6月27日に採択された。
  2. 今後、この世界技術規則は、協定に加盟する国・地域においても共通の規則として取り込まれる可能性があり、国際的な基準の調和が図られることが期待される。

【協定加盟の国・地域(31ヶ国)】オーストラリア、アゼルバイジャン、カナダ、中国、EU、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、イタリア、日本、カザフスタン、韓国、リトアニア、ルクセンブルグ、マレーシア、モルドバ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ルーマニア、ロシア、スロバキア南アフリカ、スペイン、スウェーデン、タジキスタン、チュニジア、イギリス、アメリカ

  1. 水素スタンドでの充塡時における最高充塡圧力は、87.5MPa(約860気圧)(温度約85℃)。
  2. 容器の使用期限は15年。

【参考】
経済産業省 - トヨタ自動車株式会社を容器等製造業者として登録します

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.