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進む下水処理場での消化ガス発電 自治体は予算を使わず、企業が事業実施

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進む下水処理場での消化ガス発電 自治体は予算を使わず、企業が事業実施

月島機械は、福岡市と「中部水処理センター消化ガス発電事業」、藤枝市と「藤枝市浄化センター消化ガス発電事業」に関する契約を締結した。

両事業は、どちらとも民間の資金とノウハウを活用した民設民営方式による、下水処理場での消化ガス発電事業である。同社が自己資金で発電設備を建設し、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づく固定価格買取制度(以下、FIT)を利用し、20年間の発電事業を行う。

福岡市との合同事業「中部水処理センター消化ガス発電事業」は、発電能力が1,095kW、想定年間発電量は約710万kWhであり、一般家庭約2,000世帯に相当する。これが実施されれば、九州地域最大の下水汚泥消化ガス発電FIT事業となる。今後発電設備の建設を進め、2016年4月からの事業開始を予定している。

事業スキーム

事業スキーム

藤枝市との合同事業「藤枝市浄化センター消化ガス発電事業」は、発電能力が253kW、想定年間発電量は約140万kWhであり、一般家庭約390世帯に相当する。今後官民が連携して準備にあたり、藤枝市が別途汚泥消化設備更新工事等を、同社が発電設備の建設を行い、2018年4月からの事業開始を予定している。

事業スキーム

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なお、同事業において福岡市・藤枝市は、事業資金が不要でありかつ資産の所有も必要ないことから、両市は同社に建設用地および発電の燃料となる消化ガスを提供することでその対価を得ることになる。

消化ガスとは、下水汚泥処理の過程で発生する消化ガスは、メタンを主成分とする可燃性ガスであり、都市ガスの半分ほどの熱量を持つバイオガスのこと。再生可能エネルギーの中でも下水由来の安定的な都市資源であり、地球温暖化対策のひとつとして有効利用が期待されている。

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