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東北電力・九州電力、大容量蓄電池で再エネ導入量(50MW)拡大 来年2月から

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東北電力・九州電力、大容量蓄電池で再エネ導入量(50MW)拡大 来年2月から

東北電力と九州電力は、国の補助事業の採択を受けて、電力系統に大容量の蓄電池を設置し、需給バランスを改善することで、再生可能エネルギーの受入可能量の拡大可能性等について実証する事業を開始する。

東北電力では、本実証事業の活用による再エネの導入拡大効果として5万kW程度を見込む。

本補助事業の執行団体である新エネルギー導入促進協議会(NEPC)は、平成26年度補正予算「再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助金(大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業)」の公募を行い、その補助先を東北電力と九州電力に決定したと発表した。また両社も本実証事業の概要について発表した。概要は以下のとおり。

東北電力「南相馬変電所需給バランス改善蓄電池システム実証事業」

東北電力は、基幹系統変電所である南相馬変電所(福島県南相馬市)に大容量の蓄電システム(出力4万kW程度、容量4万kWh程度)を設置し、中央給電指令所からの指令による充放電制御を行い、再エネの出力に起因する供給余剰と需要のバランス改善効果について実証する。また、蓄電池システムの無効電力制御を用いた、再エネの出力変動に伴うローカル系統の電圧変動の抑制効果についても実証する。

具体的には、気象条件で出力が変動する再エネの導入拡大に伴い、電力供給が需要を上回るおそれが生じる場合には蓄電池で余剰電力を吸収し、逆に需要が高まる時間帯には蓄電池から放電する運用を行うことで、蓄電池による再エネの導入拡大効果等を検証する。

本蓄電池システムは、2015年5月下旬の着工、2016年2月末の運転開始を予定している。また、本実証事業の活用による再エネの導入拡大効果は現時点で5万kW程度を想定。この新たな接続枠については、経済産業省からの要請に従い、福島県の避難解除区域等における再エネ発電事業者へ優先的に割り当てる。具体的な受付方法等については、今後国や福島県と相談しながら検討を進めていく。

九州電力「大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業」

九州電力 蓄電池による需給バランス改善実証事業(実証イメージ)
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九州電力 蓄電池による需給バランス改善実証事業(実証イメージ)

九州電力は、豊前発電所(火力)構内(福岡県豊前市)に大容量蓄電池(出力5万kW、容量30万kWh程度)を設置。大容量蓄電池の活用による再エネ導入量拡大効果を検証する。また蓄電池の大容量性を活かした系統電圧制御(電力用コンデンサ・分路リアクトル等の代替)への適用を検証する。実証期間は2015度~2016年度を予定。

九州では、太陽光発電を中心に再エネの普及が急速に進んでいる。このため、昨年12月に国において九州本土の太陽光発電の接続可能量(817万kW)と検証された。また、昨年12月末には太陽光発電の接続済と連系承諾済の合計が、接続可能量(817万kW)に到達し、九州電力は太陽光発電の指定電気事業者に指定された。

同社では、再エネの円滑な接続に向けた対応を進めており、その取り組みの一つとして、国の補助事業に応募した 。

【参考】
東北電力 - 大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業公募における当社申請事業「南相馬変電所蓄電池システム」の採択について
九州電力 - 大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業の実施について(PDF)

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