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取材速報(7):「Intersolar Europe」レポート グリッドパリティ前提のビジネスモデル

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取材速報(7):「Intersolar Europe」レポート グリッドパリティ前提のビジネスモデル

すでに、ドイツの電力市場では、再生可能エネルギーによる発電コストが既存の電力コストより安価となる「グリッドパリティ」を達成している。当然、「グリッドパリティ」を前提とした製品・サービス開発が行われている。

VIESSMANN社では、太陽光発電システムで発電した電気を、自家のヒートポンプ(暖房)や照明、家電の電源として、電力販売するよりも優先的に使うシステムを販売している。オプションで蓄電池に太陽光で発電した電気を貯めておいて、完全なオフグリッドで使用することもできる。これは、系統電源を使うよりも太陽光で発電した電気を自家使用した方が安上がりであること、つまり「グリッドパリティ」が前提となった製品である。

ソーラーフロンティア社のドイツ市場向け戦略商品「5.1kWのCIS太陽光発電パネル+パワコンなど発電キット+蓄電池5kWh」のセット

ソーラーフロンティア社のドイツ市場向け戦略商品「5.1kWのCIS太陽光発電パネル+パワコンなど発電キット+蓄電池5kWh」のセットで、わずか9,400ユーロ≒130万円(税別、施工別)

ただ現在のところ、蓄電池は初期コストが高いためあまり使われず、主流は蓄電池なしの「太陽光発電+ヒートポンプ(暖房)などの家電」で、夜間などの太陽光発電が稼働しない時だけ系統電源を使っている。

ソーラーフロンティア社は、ドイツ限定モデルで、「5.1kWのCIS太陽光発電パネル+パワコンなど発電キット+蓄電池5kWh」のセットで、わずか9,400ユーロ≒130万円(税別、施工別)という衝撃の価格を提示している。

代表取締役社長の平野敦彦氏によると、「ドイツではグリッドパリティとなっているため、日本にはない思い切った商品と価格を提示した」という。来場者の反応も上々のようだ。

独・メルセデス・ベンツの子会社ACCUMOTIVE社の蓄電池。2015年8月に発売予定で価格は未定

独・メルセデス・ベンツの子会社ACCUMOTIVE社の蓄電池。2015年8月に発売予定で価格は未定

独・メルセデス・ベンツの子会社ACCUMOTIVE社は、家庭用蓄電池を販売すると発表した。蓄電池は、1モジュール2.5kWhで、合計8モジュール、20kWhまで容量を簡単に増やすことができる。デザインがスタイリッシュかつ、新しい時代の電力利用の姿を直観できる見た目の良さで、注目を集めていた。

これも、「グリッドパリティ」が前提だが、特徴的なのは、単に電力料金を安く済ますだけでなく、便利で快適な生活が実現できると訴求している点だ。

特に、プロモーションビデオではドイツ語だが、動画を見るだけでもわかりやすく示されており、一見の価値がある。

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