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長野県産の木質バイオマスで熱電併給(FIT40円) トマト栽培にCO2も供給

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エア・ウォーターは、長野県の野菜園にて、野菜栽培用エネルギーの供給を目的に、地域木質バイオマスを活用するコジェネレーション設備を導入したエネルギーセンターの建設を8月から開始する。

同社は、このエネルギーセンターの建設によって、同社の農業事業を担うエア・ウォーター農園の安曇野菜園で温水供給によりエネルギーコストの削減を図る。また、燃料のガス化の過程で排出される二酸化炭素をトマトの光合成に利用することも検討されている。

今回、同施設に導入される発電装置はZEエナジーが手掛ける2000kW以下の「コンパクトバイオマス発電装置」。発電出力1900kW、発熱出力3800kWの木質バイオマスコージェネレーション設備である。

工事は2016年3月に終了予定。なお、発電して得られる電力は、中部電力に売電されエネルギーセンターの運転費用の一部とされる予定である。FIT(固定価格買取制度)の改正により2015年度から2000kW未満の間伐材由来の小規模バイオマス発電について、従来の32円+税/kWから40円+税/kWに値上がりするため、事業採算性は向上する見込だ。

燃料は林野庁のガイドラインに基づいた長野県内の未利用木材が使用される。FITの対象となるためにはこれに基づいた木質バイオマスを使用していることの証明が必要になる。年間2~3万トンが消費される見込みであり、長野県内の森林資源の有効活用を通じた地元林業および地域振興にも貢献する。

木質バイオマス利用は地域の関係機関との連携が強く求められているため、エア・ウォーターグループは安曇野市、長野県森林組合連合会、松本広域森林組合、農林中央金庫と共同して「安曇野木質バイオマス農業利用・林業推進協議会」を設立し、今回の事業における森林資源を安定的に有効利用するエネルギー需給の仕組みを構築した。エア・ウォーターは同事業を通じて地元林業の活性化を推し進める。

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