> > あの「空中浮体式風力発電(BAT)」、三菱重工などが開発・商用化に出資

あの「空中浮体式風力発電(BAT)」、三菱重工などが開発・商用化に出資

記事を保存
あの「空中浮体式風力発電(BAT)」、三菱重工などが開発・商用化に出資

三菱重工業とオマーンの財閥企業スヘイル・バーワン・グループは、米国ベンチャー風力発電機メーカーであるアルタエロス・エナジーズに対して、空中浮体式風力発電設備「Buoyant Airborne Turbine:BAT」の開発と商用化を支援するため、出資することで合意した。

アルタエロスが開発している「BAT」は、空中に浮かんだ状態で再生可能エネルギーである風力を利用した高効率な発電のほか、電気通信や各種の監視・観察、さらにはセキュリティ・サービスなどを、遠隔地や送電網が未整備な地域に提供することができる多目的な技術プラットホームである。

浮遊空中タービン 「Buoyant Airborne Turbine:BAT」

BATはヘリウムガスを充填した外郭を持って地上約600mの高さに浮上し、安定した強い風を定常的に受けることで、同規模の従来型風力発電設備に比べ2倍超の電力量を発電することが可能。

また、トレーラーによる運搬の後の素早い設置が可能であるなど、遠隔地に向けた積み出しや据付けが容易である。このため、送電網のない地域や島嶼・僻地・さらには災害地域などでの電力供給としての用途が期待されている。

さらに、通信設備などを搭載することで、通信をはじめとする多様なサービスに活用することも可能である。

空中浮体式風力発電設備「Buoyant Airborne Turbine:BAT」イメージ画像

アルタエロス(Altaeros)社はマサチューセッツ工科大学発のベンチャーで、2010年に世界初の空中浮体式発電設備の商用化を目的に設立された。同社は風力発電技術の研究開発に対して、米国農務省や米国国立科学財団、カリフォルニアエネルギー協議会、メーン工科大学、マサチューセッツ州クリーンエネルギーセンター、クリーンテックイノベーションズ・ニューイングランド、コノコフィリップス・エネルギー賞、アラスカ州エネルギー公社などの出資を受けている。

同社は2014年8月から米国アラスカ・フェアバンクスの南でBATの実証プロジェクトを行っていた。また、ソフトバンクも、2014年12月に同社に対して700万米ドル(約8億4,000万円)を出資した

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.