三菱重工業とオマーンの財閥企業スヘイル・バーワン・グループは、米国ベンチャー風力発電機メーカーであるアルタエロス・エナジーズに対して、空中浮体式風力発電設備「Buoyant Airborne Turbine:BAT」の開発と商用化を支援するため、出資することで合意した。
アルタエロスが開発している「BAT」は、空中に浮かんだ状態で再生可能エネルギーである風力を利用した高効率な発電のほか、電気通信や各種の監視・観察、さらにはセキュリティ・サービスなどを、遠隔地や送電網が未整備な地域に提供することができる多目的な技術プラットホームである。
BATはヘリウムガスを充填した外郭を持って地上約600mの高さに浮上し、安定した強い風を定常的に受けることで、同規模の従来型風力発電設備に比べ2倍超の電力量を発電することが可能。
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