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FITで増えた太陽電池、リユース技術の開発者募集 目指すは「1枚あたり180円」

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「使用済み太陽電池モジュールの低コストリユース技術の開発」および「使用済み太陽電池モジュールの用途開拓検討」を実施する委託事業者を、5月10日まで募集している。

これら2つのプロジェクトは、NEDOが2014年度から2018年度まで実施する「太陽光発電リサイクル技術開発プロジェクト」において、2016年度から新たに行われる研究開発項目(5)と(6)にあたる。FIT導入によって大量に設置された太陽電池パネルの廃棄に伴う廃棄物の急激な増加を回避するため、一部の使用可能な使用済み太陽電池モジュールをリユースする目的で、開発・調査を実施するもの。

公募対象は企業や大学、コンソーシアムなど。各事業の概要は下記のとおり。

使用済み太陽電池モジュールの低コストリユース技術の開発

実施期間は2016年度から最長で2018年度まで(最長3年間)。

使用済み太陽電池モジュールを低コストにリユースできる技術の開発を行う。使用済み太陽電池モジュールの回収・運搬、分別、修復コスト180円/枚を達成する技術を開発する。 

例えば、分別技術であれば、使用済み太陽電池パネルの効率的なリユースが可能かを見極めるための外観検査・出力検査・絶縁検査・バイパスダイオード検査など一連の分別工程を、5分以内で行う技術を開発するなど。

上記以外の技術開発の場合、具体的な開発目標および実施内容は、採択テーマごとにNEDOと実施者との間で協議のうえ、個別に設定する。

また、回収・運搬、分別、修復に関する技術開発に対し、複数機関で連携しての提案、いずれかの技術に関する開発の提案、どちらでも可能。なお審査の結果、研究開発項(6)での採択となる場合もある。 

事業費の上限は1提案あたり年間2,000万円で、 NEDOが100%負担。 

使用済み太陽電池モジュールの用途開拓検討

実施期間は2016年度のみ。

リユースする太陽光パネルを活用すべき用途(例えば、すでに製造中止されたメーカー・型番等の製品のメンテナンスや交換用途、道路脇のような洗浄しにくい場所、パネルに傷がつきやすい場所への設置等)について、リユースパネルを活用すべき理由を明確にした上で、導入した場合の市場規模、導入課題等について調査し、有望な市場となり得るか判断するための導入可能性検討調査を実施する。

事業費の上限は1提案あたり年間500万円で、 NEDOが100%負担。


同公募の説明会は、4月6日に大阪(申し込み期日は4月4日まで)、4月12日に東京(申し込み期日は4月8日まで)の2カ所で開催予定だ。

同「太陽光発電リサイクル技術開発プロジェクト」ではこれまで、(1)「低コスト撤去・回収・分別技術調査」、(2)「低コスト分解処理技術FS(開発)」、(3)「低コスト分解処理技術実証」、(4)「太陽光発電リサイクル動向調査」の研究開発項目について事業を行われており、2016年10月以降に中間評価が実施される予定だ。 

【参考】
NEDO - 「太陽光発電リサイクル技術開発プロジェクト」に係る公募について

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