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福島県・福岡県で大容量蓄電システムの実証事業 需給バランス改善めざす

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新エネルギー導入促進協議会(NEPC)は27日、「バーチャルパワープラント構築事業費補助金(大型蓄電システムによる需給バランス改善実証事業)」の公募を行い、東北電力と九州電力を補助事業者として決定した、と発表した。

これは、一般電気事業者の送変電設備に接続された大容量蓄電池による需給バランスの改善効果、系統電圧制御への適用、エネルギーロスを最小とする最適運用方法および周波数制御などについて実証を行う2016年度の事業。

東北電力と九州電力は、2014年度補正予算による「再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助金(大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業)」の交付を受け、それぞれ大容量蓄電池を設置している。

今回の事業では設置した蓄電池を使って実証事業を実施する。具体的には、大容量蓄電池を活用した需給バランスの改善により、再生可能エネルギーの受入可能量の拡大効果の最大化を図る制御方法等の実証/大容量蓄電池の大容量性を活かした系統電圧制御等への適用についての実証/エネルギーロスを最小とする大容量蓄電池の運用方法についての実証を行う。実証期間は2017年2月まで。

事業の概要は以下のとおり。

南相馬変電所需給バランス改善蓄電池システム実証事業

実施者は東北電力。事業実施場所は福島県南相馬市。

  • 南相馬変電所に設置した蓄電池システム(出力4万kW、容量4万kWh)に対し、中央給電指令所からの指令による充放電制御を行い、再生可能エネルギーの出力に起因する供給余剰と需要とのバランス改善効果について実証する。
  • 蓄電池システムにより無効電力を制御し、再生可能エネルギーの出力変動に伴うローカル系統の電圧変動の特性効果について実証する。
  • 放電時間の違いによる蓄電池システム全体のエネルギーロスや、蓄電池システムの空調設定を検証し、エネルギーロスを最小とする運用方法について実証する。

豊前蓄電池変電所における大型蓄電システムによる需給バランス改善実証事業

実施者は九州電力。事業実施場所は福岡県豊前市。

  • 設置した大容量蓄電池(出力5万kW、容量30万kWh)の活用による再生可能エネルギー導入量拡大効果を検証する。
  • 蓄電池の大容量性を活かした系統電圧制御(電力用コンデンサ・分岐リアクトル等の代替)への適用を検証する。
  • 蓄電システムの優れた負荷追従性を活かした、周波数制御への有効性について検証する。
  • 大容量蓄電システムの効率的活用のための適切な充放電パターンの確立に向けた検証を行う。

【参考】
NEPC - バーチャルパワープラント構築事業費補助金の交付決定

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