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宮崎県の風力発電事業に環境大臣意見 「事業計画の見直しも検討せよ」

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環境省は10日、Sky Wind SPC1(東京都千代田区)が宮崎県日南市において計画している「(仮称)日南風力発電事業」に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

この事業は、最大で総出力1万9,500kW(3,000kWを7基※総合的な調整機能により出力制限)の風力発電所を設置するものである。

事業実施想定区域・周辺は、サシバ等の渡り鳥の渡り経路となっている可能性があるほか、クマタカ等の希少猛禽類の生息地が確認されている。また、事業実施想定区域の近隣には複数の住居が存在する。

環境大臣意見では、風力発電設備を住居から離隔すること等により騒音等や風車の影による影響を回避または極力低減すること、鳥類に関する調査・予測・評価および動植物の生息・生育状況について調査を行い、風力発電設備等の配置等に反映すること等を求めている。

また、騒音等や風車の影、鳥類への影響を回避または十分に低減できない場合は、対象事業実施区域の見直しや、基数の削減を含む事業計画の見直しを行うことを求めた。

一方、本事業について、過去に「地域新エネルギービジョン策定書」(2002年、日南市)および「日南市乱杭野地区風力発電事業化導入計画」(2006年、日南市)により風力発電設備の導入検討が行われた地域で計画されており、再生可能エネルギーの普及の観点から望ましいものであると評価している。

今後、経済産業大臣から事業者であるSky Wind SPC1に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。

Sky Wind SPC1は、Sky Solar JapanのSPC(特別目的会社)。Sky Solar Japanは、再生エネルギー分野での開発・投資による独立売電事業を行うSky Solar Group(香港)の日本支社。

計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見とは

環境影響評価法および電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置または変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書(※)について、経済産業大臣からの照会に対して意見を言うことができるとされている。

※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

【参考】
環境省 - (仮称)日南風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出

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